けんちゃん
闇病み子
けんちゃん
「もしも火星に移住したら」です!!!
けんちゃん
実際に宇宙服も着ずに生身で火星に行ったらどうなるか気になりません?
闇病み子
けんちゃん
現在進められている火星移住計画の実態とは…
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火星移住計画
まず火星とは一体どんな星なのでしょうか?
火星は地球と同じく岩石でできた惑星です。直径は地球の約半分、質量は10分の1ほどで、二酸化炭素を主成分とするごく薄い大気に覆われています。地表の岩石や砂は、酸化鉄という赤さびを多く含んでいるため、全体的に赤っぽく見えるのが特徴です。
また火星は、地球とほぼ同じ24時間37分かけて自転しながら、687日かけて太陽のまわりを公転します。そして、火星の自転軸は公転面に垂直な方向に対して25度ほどかたむいているため、地球と同じように四季の変化が見られます。
このように、地球と似た性質も持つ火星ですが、なんと近い将来、人類がその火星に移住するための計画が現在進められてるのです
その計画の名は、、、『マーズワン・プロジェクト』。
マーズワンプロジェクトはオランダの民間組織『マーズワン』による2025年までに火星に人類初の永住地を作ることを目的とした計画です。
2013年4-8月に移住希望者を募集し、2013年12月30日、約20万人の移住希望者の中から日本人10人を含む1058人の候補者を選んだと発表されました。その中からさらに最終的に24人を選び、2025年には最初の4人が火星に住み始め、その後は、2年ごとに4人ずつ増やしていくことを予定しています。
『マーズワン』は有人飛行に先立ち、2018年5月に無人火星探査機を打ち上げ、水分の採取方法の研究を行うとしていました。
しかし、このスケジュールについてはその後修正され、2015年時点のロードマップでは無人探査機は2026年、最初の植民者の到着は2031年となっています。
しかし、この計画には1つのある大きな欠点があるのです。
それは、、、地球に戻ることができない、ということ。
けんちゃん
この計画通り火星に有人飛行を行ったとしても、火星から地球に戻ることは現在の技術および資金的に不可能なので、移住者は技術の進歩に伴い地球帰還の手段を得られない限り、火星に永住することになります。
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けんちゃん
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長期間の無重力状態
火星へ移住するにあたって、避けて通れない問題があります。それは人類が最低でも片道半年以上かかるとされる火星に行くまでの長期間の無重力生活です。
国際宇宙ステーションに長期間滞在した宇宙飛行士が地球に帰還した際にも見られるように、長期間、無重力の宇宙で過ごした宇宙飛行士は、筋力が衰え自力では立つことも出来ず、スタッフに抱きかかえられて地上に降り立ちます。
つまり火星に行く人類にもこれと同じようなことが起きるのです。
あるデータによると、人が半年間無重力で過ごすと筋肉が50%萎縮する恐れがあるそうです。
火星の重力が地球の3分の1しか無いことを考慮しても、50%筋力が衰えた状態で自力で火星の大地で活動する事は、かなり難しいと言えるのではないでしょうか。
さらには視力の低下の恐れもあります。
宇宙空間での視覚障害は脳脊髄液が原因で、視力障害が起こるとされています。これは本来、人間が立ち上がったり横になったりして姿勢が変わったときの圧力の変化から脳を守るクッションの役割を果たす液体です。
ところが、宇宙空間は微重力空間のため、こうした姿勢の変化が生じない状況となり、脳脊髄液が眼球の収まる頭蓋骨の穴に溜まってしまいます。その影響により、眼球の後ろにかかる圧力が高くなり、眼球の後ろ側が平たく押しつぶれたり、視神経が突出したりするといったことが起きるのです。
この視覚障害は微重力という宇宙での生活環境そのものが問題とされているだけに、解決策を見いだせないままの状態が続いています。
また、地球の重力の3分の1しかない火星で長期間生活した場合、人間の臓器・骨格形成・生殖機能に直接影響すると考える研究者もいます。
これらの問題を解決するためには重力を発生させるしか方法はありません。そのため現在、火星に移住するまでの宇宙船内や火星上で、人工的に重力を発生させる装置の開発が必要だとされています。
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闇病み子
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火星に降り注ぐ脅威
火星には磁場が存在しません。
磁場は、太陽や宇宙からやって来る有害な宇宙線を防いでくれる大きな役割があります。その磁場が無いため、火星には容赦なく宇宙線がふり注いでいます。
その宇宙線には2種類あります。
1つは「太陽エネルギー粒子線」。これは太陽の表面が定期的に爆発を起こすことによって放出される通称、太陽フレアのことです。
もう一つが銀河宇宙線。太陽系の外部やブラックホールの近くで起こる星の爆発により発せられる放射線で人の細胞をDNAレベルから破壊すると考えられています。
このような環境での生活となるため、毎日防護服が欠かせない生活になるでしょう。
さらに、我々人類が火星に移住し、食糧を確保しようとしても宇宙線によって汚染された土壌を使って作物を栽培することは難しいと言えます。
また火星の近くには小惑星帯があり、さらに火星の大気は地球の100分の1ほどで希薄なものなので、地球と違って、大気摩擦で隕石が地表に到達するまでに燃え尽きることなく、数多くの隕石が直撃する可能性が高いのです。
つまり、火星移住者は、頻繁に降って来る隕石の恐怖にも怯えながら生活しないといけないワケです。
闇病み子
けんちゃん
闇病み子
けんちゃん
けんちゃん
解決のための対策も色々と練られているんです
火星の環境改造〜テラフォーミング計画〜
火星の環境を人為的に改造する、「テラフォーミング」。
現在考えられている火星のテラフォーミング方法は、
火星の極地方に眠る氷とドライアイスが溶ける温度まで温める事で水と二酸化炭素を生成し、乾いた大地を水で溢れさせ、同時に薄い大気を人間が住める厚い大気圧に改造し火星を温めるという手法です。
しかし、NASAの研究によると火星への移住は今のところ現実的ではないとしています。
なぜなら、NASAが行なった研究によって、火星で生成できる二酸化炭素量は、火星の大気を厚くし、冷えた大地を温めるほどの十分な量は含まれていないということがわかったからです。火星の大地を暖めるために必要な温室効果ガスは地球が100%だとすると、火星には0.6%しか無いというのです。
またどうにか人工的に大気の層を創り出したとしても、地球の3分の1である火星の重力では、大気をとどめておく事が出来ず、宇宙空間に流れ出てしまう可能性もあるのです。
大気の問題は、有害な放射線やそれに伴う食料の確保の問題を解決できるかなり重要な問題です。
今回挙げたいくつかの問題を解決する事ができれば、我々人類が簡単に火星に移住できる世界になると言えるでしょう。
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けんちゃん
闇病み子
けんちゃん
じゃあ、、、行ってらっしゃい!
闇病み子
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