秘密結社フリーメイソンとは・・・
けんちゃん
闇病み子
けんちゃん
闇病み子
フリーメイソンの歴史
フリーメイソンの起源は14世紀の石工職人達の組合が起源とされています。
その後の中世を経て17世紀のヨーロッパ、イングランド辺りから
ロッジ呼ばれる集会所 で密談を行う活動が確認をされ始め、
18世紀1717年6月24日(聖ヨハネの日)にロンドンの4つのロッジが集まったグランドロッジが出来るところから、近代フリーメイソンの幕開けとなります。
現在でも、フリーメイソン会員の集まる場所はロッジと呼ばれる教会のような場所なのですが
この頃は居酒屋=ロッジであり、人々が飲食と社交を楽しむ場という認識でした。
そして、その居酒屋で行われていた集まりの一つで、
「内部の事は外部に漏らさない」という約束で秘密主義的な情報交換を行っている集団、これが後にフリーメイソンと呼ばれるようになっていきました。
ロンドンのグランドロッジ創設後、フランスはパリで1725年(1773年にグランドロッジ)、アメリカではまだ植民地時代にペンシルバニアで1730年、ドイツではハンブルグ1734年、
(イタリアはフィレンツェ1733年、オーストリアはウィーン1742年、オランダはハーグ1731年 →ここはTE用の情報)・・・と世界各国でその活動が広がっていく事になりました。
これらのロッジによって、様々な人々が情報交換をしていましたが、その中には、哲学者や芸術家、音楽家、科学者等のいわゆる有識者と呼ばれる方々も参画していました。
これまでフリーメイソンに入会していたとされる著名人は
アメリカ100ドル札にも肖像が描かれている政治家のベンジャミン・フランクリン
アメリカの初代大統領であるジョージ・ワシントン
「相対性理論」で知られる物理学者のアイザック・ニュートン
音楽家のモーツァルト
とまじで錚々たるメンバーなんですよね。
そして日本では自民党の初代総裁であった鳩山一郎も入会していたとの噂です。
闇病み子
けんちゃん
ロッジの開設と共に18世紀、爆発的にフリーメイソンのメンバーは増えていきましたが、それを物語るように1738年4月28日ローマ教皇クレメンス12世はカトリック教徒のフリーメイソンの入会を禁じるほどになりました。
国家が規制をかけるなんて
いかにフリーメイソンの勢いがあったのかが分かりますよね。
フリーメイソンをここまで結びつけた一つのきっかけがその崇高な理念なんです。
フリーメイソンの理念
近代フリーメイソンを語る上で最も重要な、この“理念”です。
何故、これだけの時代で国を越えて、専門分野の違う人々が、そして国王までも入会していったのでしょうか?
近代フリーメイソンの理念が掲げられるきっかけとなったのが
宗教戦争です。
17世紀のヨーロッパは神聖ローマ帝国を中心とした宗教戦争の真っ只中でした。
その宗教戦争でも重要となるのがキリスト教の宗派の対立です。
カトリック と プロテスタント(ルターやカルバン派)という2つの宗派が争っていたのです。
これは少し極論にはなるんですけど、「カトリック」とはローマ教皇をトップと置く各国王が国家を維持、支配する為のツールとして使われていた背景があるんです。
その中でもカトリックの原理である「三位一体」の考え方が非常に重要です。
三位一体とは、
神は一つの実体でありつつも
「父なる神(ゼウス)」
「子なる神(イエス・キリスト)」
「聖霊(聖神ホリースピリット)」
の三つの姿にもなるという事を“信じる”事です。
恐らくキリスト教信者でない人には理解できません。・・・
ここはまあ全然だいじょうぶです。
三位一体という考えが非常に重要なんですね。え
私も
謙虚、元気、清潔の三位一体で出来ているわ!
闇病み子
けんちゃん
先程の三位一体の原理を信じる事で、あなたは救われる・・・というまあこれも極論ではあるんですが。
国は、国民は神を信じる、三位一体を信じる、だから国家の方針である戦争や侵略や虐殺もその三位一体を信じない人々つまりプロテスタントは異端児だ!
という事を“信じさせる”事で領土を広げていく事がカトリックによる国家戦略でした。
次第に権力はカトリック信仰の国王に集中していきます。
そしてその権力を振りかざして残虐な行為を続けていきます。
そんな抑圧された社会でカトリックの影響は強く、また完全なる階級社会で、国王は戦争ばかり、もはや国民人々に“自由”や“平和”といったものは皆無に近いという時代背景でした。
そうした背景の中、30年戦争で皇帝の権威が失墜し、ヨーロッパ全土で「もう異教徒を殺すのは止めよう」と言って戦争終結の為に結ばれた平和条約が「ウェストファリア条約」だったのです。
そしてイギリスではピューリタン革命(1642-1649年)、名誉革命(1688-1689年)などの革命が起こり、絶対王政から立憲君主制となり、議会制が敷かれることによって国民の人権という動きに発展していきます。
そうした時代背景の中で、哲学者や科学者などの有識者達が冒頭でも言った
ロンドンのコーヒーハウスに集まり交流をしていく事で、生まれていったのが近代フリーメイソンの思想だったんです。
少し難しい概念にはなるんですが、そのフリーメイソンの思想とは
「理神論」と「自然科学」です。
理神論
“理性”が人間の基礎であり宗教を合理的に見直そうとする宗教的思想です。 理性とは・・・物事の道理を考える能力。道理に従って判断したり行動したりする能力。
要は、それまで前述の宗教戦争によって人々は“理性”という道徳的な考え方が出来なかった(洗脳されていた)という事の表われですね。
自然科学
自然を対象にして理性的な観察と実験を通して現象を支配する法則を発見しようと努めるとある。 ・・・これ、まさにりんごという物体を落として、引力を発見したニュートンの“万有引力の法則”に通じる考え方なんです。
また、 “寛容”という理念も重要視されています。
宗教による抑圧からの解放が背景であり、あらゆる宗教や神を信仰するものを受け入れるとされています。
よってフリーメイソンはどんな宗教でも受け入れるんです。
まるで宗教戦争だったあの苦しい時代を乗り越えようとする意志を感じますよね。
そして、それらを纏めて簡潔にスローガンとしても言われるのが、
“自由”“平等”“友愛”
です。
けんちゃん
こうした素晴らしい理念があったからこそ、フリーメイソンリーの「質」と「規模」が広がっていったのではないでしょうか。
こういう視点でフリーメイソンを記述しているところも少なく、ほとんどが陰謀論として一言で片づけられているような気がしているっていうのが僕の印象ですね。
内部を秘密にしている組織なんで、いろんな憶測が出てくるのは当然かもしれないですが。
それは誰かが意図的にやっているのか?それとも前述の通り、人々の陰謀論好きのマインドをくすぐっているのか?それともその両方なのか?は定かではありません。
秘密結社ですので、その情報の正確性の是非は皆様にご判断いただければと思います。
動画はこちら↓
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